台風が近づくと、頭痛がするということはないでしょうか？
遠く彼方で発生したというだけで症状が現れる方も。

台風で気圧が低くなると、脳内にむくみがおき圧迫されます。そして、自律神経が乱れ交感神経が優位になり血管が収縮しさらに血流が悪くなります。その後、拡張されるときに神経を刺激し、体内で痛みの物質が出やすくなるなどが原因と考えられます。
頭痛以外にめまいや耳鳴り、古傷の痛みや関節痛は『気象病』と呼ばれ、それに伴って起きる痛みを『天気痛』と言います。
頭痛も偏頭痛のようなズキンズキンとした痛みや緊張型頭痛のようなギュッと締め付けられるようなじわじわくる痛みとさまざまです。

頭痛が始まると、集中力が落ちる、やる気が起きない、注意力散漫となりとてもつらいですね。
台風によって頭痛が起きる場合、ある程度予測ができるので日頃からケアができそうです。

『気象病』は自律神経の乱れが大きく影響しています。日頃から自律神経が乱れないよう、バランスの良い食事（肉や魚の摂取、特に海藻、納豆、アーモンドなどのマグネシウムとビタミンB2も摂ると良いです）、適度な運動、シャワーだけでなく湯船につかる、良質な睡眠を心がけるなど、ストレスもためないことです。自律神経の乱れることがないような生活が理想的ですね。
また、耳の奥にある内耳が反応して自律神経を乱すとも言われています。
内耳のむくみの予防として、耳や耳周りの血行を良くすることがおすすめです。耳を冷やさないように温めたり、上下や横に引っ張る、手のひらで回すなどして血行を良くしてみてください。
気象病が出やすい方は日課にされると良さそうです。

すでに頭痛が起きている場合はアルコール、チョコレート、チーズ、ファストフードを控え、コーヒーを飲むと頭痛に効くとか。しかしコーヒーも飲み過ぎは悪化させてしまう可能性がありますのでほどほどに。


またその場合、頭痛とともに肩や首が硬く凝っていることがあります。特に首から後頭部にかけてパンパンに張っていることも多いようです。
実は、首には自律神経が通っているため、こりによる血行不良がさらに自律神経を乱し、より血行を悪くします。これらの自律神経の乱れが痛みの誘発に。

そんな時は、硬くなった筋肉をほぐすことで、痛みが軽減されることがあります。
首を温タオルで温めたり、首と頭のつけ根のラインを押してみてください。ここは、ツボのラインで（天柱、風池、完骨）スッと和らぎますよ。
自分でもできますのでぜひ試してみてください。

頭痛が出るほど、硬くパンパンに張ってつらい首や後頭部をほぐしたい方へ
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また、後頭部にかけても丁寧にほぐします。自分ではできないときはぜひお試しください。リンパマッサージは全身オールハンドで行います。

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